肌と毛の基礎知識

毛とホルモン

子供の身体はムダ毛など無く、つるつるですべすべです。しかし、思春期に差し掛かる辺りになると、身体の男性化や女性化が進んできます。これによって体毛が濃くなったりします。思春期である第二次成長期に体毛が濃くなるのは、ホルモンの影響によるものです。

この時期には男性ホルモンであるアンドロゲンと呼ばれるホルモンの分泌が活発になります。そうすることで、男性は顔に髭が生え始め、男性のみならず女性も脇毛や陰毛が生えてきます。女性には男性の10分の1の男性ホルモンがあり、男性は女性の2分の1の女性ホルモンがあると言われています。

これは個人差が大きいため、脇毛や陰毛の成長にも違いが現れます。男性ホルモンのテストステロンは体毛を硬化させる働きがあるため、女性でも男性ホルモンの影響を受けやすい人は硬毛化が進むようです。

また、アンドロゲンは皮脂腺の拡大も促すため、皮脂の分泌が活発になってニキビができやすくなったりします。女性の場合、更年期に入ると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が衰えてきます。そしてそれに伴い、男性ホルモンのアンドロゲンの作用が強くなります。これが更年期に体毛が濃くなる理由です。

また、男性ホルモンの作用が強すぎると前頭部や頭頂部の髪の毛が抜けやすくなるため、薄毛の原因にもなります。薄毛の原因はストレスや生活習慣なども大きく影響しますが、女性の場合はこのホルモンバランスの崩れが大きいと思われます。